インタビュー 神村幸蔵(かみむらこうぞう)

先生のご専門は何ですか?

私は、英文読解を通した英単語の意味推測を研究しています。たとえば、以下のような文を考えてみましょう。

Police are trying to uncover what happened at that time.

この文中のuncoverという語にはじめて出会ったとき、みなさんはどのように意味を考えますか?単語のつづりを見ると、unとcoverというパーツに分けて意味を推測することができそうですよね。また、文に注目すると、「警察はそのとき何が起こったのかを○○しようとしている」という意味だから……というように、さまざまな手がかりを使って意味を推測しようとすると思います。
私はこのような、読解中にはじめて出会った英単語の意味を考えるときに、どのような手がかりを使うと意味が推測しやすいのかを研究しています。

新学部ではどのような授業を担当するのですか?

私が担当するのは、英語科目と「言語学概論」です。英語科目では、1年次の「英語A」(前期)と「英語B」(後期)、2年次の「英語C」(前期)と「英語D」(後期)、そして3年次前期の「専門英語1」を担当します。

1年次、2年次対象の英語科目(「英語A~D」)では、単語や文法といった英語の基礎を固めつつ、グループワークやオンラインで利用可能なリソースを活用することで英語のインプットとアウトプットの両方の指導を行っていきます。
3年次の「専門英語1」では、日本を含む世界中の手話やろう文化に関する英語で書かれた文献を読み、文献内の各トピック (例:ろう文化、手話言語の習得・教育、手話通訳、手話言語の法的位置づけ) について受講生自身の経験や調査結果を踏まえてプレゼンテーションを行い、最後にレポートにまとめていきます。
「言語学概論」では、言語学と語学の違いに始まり、ヒトの言語と動物のコミュニケーションの違いや音声の発音方法、単語や文を作るルール、地域や社会的な地位、性別による言語使用の違い、第一言語と第二言語の習得の違い、などを講義します。

共生社会創成学部の受験を考えている学生へのメッセージをお願いします

文法や語彙といった「英語を学ぶ」ということも重要ですが、英語を通じて様々なトピックや価値観に触れ、自分の視野を広げるといった「英語で学ぶ」という考え方を理解していく経験も大事です。グローバリゼーションが進んだ現在では、日本語で得られる情報よりも英語で得られる情報の方がはるかに多くなっています。みなさんが、大学での学びを通して自分の関心事を突き詰めていくときに、英語の知識・技能は大きな力となるでしょう。同時に、インターネットを通して世界中の人々と気軽にコミュニケーションを取ることができるすばらしい時代となっています。そのような時代にみなさんと世界をつないでくれる架け橋となる英語を、一緒に学んでいきましょう!

神村先生授業画像 英語の授業の様子