iPadとスイッチで電子書籍を読む方法
目次
筑波技術大学読書バリアフリーコンソーシアムテクノロジーハブ
簡単操作機器セットをご利用の方
準備物
- iPad/iPhone
- スイッチ 2つ(最安値はトクソー技研)
- スイッチインターフェイス 1つ(ICT救助隊の2swichタイプ)
- カメラアダプタ 1つ(OTG対応、MFi認証のもの)
- 電子図書館アプリ
1. iPad/iPhoneとスイッチを接続する
- 写真を参考に、①iPad、②カメラアダプタ、③スイッチインターフェイス、④スイッチを接続する。
2. 読みたい電子書籍を開き、読む
- 読みたい本を開くところまでは周囲の方にお願いします。
- スイッチインターフェイスに①ページをめくる、②ページを戻すという機能が登録されていますので、後はご本人のペースで読書することができます。
- 縦書きの電子書籍の場合は、①ページを戻す、②ページをめくるように機能します。
以上!!!
操作説明や補助が必要だけれど、とても便利な機器セットをご利用の方
準備物
1. iPad/iPhoneとスイッチを接続する
- 写真を参考に、①iPad、②カメラアダプタ、③スイッチインターフェイス、④スイッチを接続する。
2. iPad/iPhoneにスイッチを追加する
- 「設定」>「アクセシビリティ」>「スイッチコントロール」>「スイッチ」の順に選択
- 「新しいスイッチを追加」タップしてから、「外部」を選択し、スイッチを登録する
3. アクションをスイッチに割り当てる
- 「設定」>「アクセシビリティ」>「スイッチコントロール」>「スイッチ」の順に選択
- 2で追加したスイッチを選択し、[デフォルト]に割り当てるアクションとして「次の項目に移動」を選択
- [長押し]に割り当てるアクションとして「項目を選択」を選択
4. スイッチコントロールをオンにする
- 「設定」>「アクセシビリティ」>「スイッチコントロール」と選択してから、「スイッチコントロール」をオンにします。
基本的な設定は以上です。スイッチコントロールをオンにすれば、スイッチでiPad/iPhoneを操作し、電子書籍を読むことができます。
- iPadとスイッチでKindle電子書籍を読む様子(ICT救助隊)https://youtu.be/2Iaq3vTUzF4?si=fyg3BjCEFxZhV1YP
初期設定では自動的にハイライトが動いていくようになっています。使う人ごとに、ハイライトの設定を手動にしたり、自動のままアクションのタイミングを調整したり、グラインドカーソルに変更したりすることで、スイッチでの操作が格段にスムーズになります。使う人の要望に合わせて、設定を調整してください。
5. ハイライトのスタイルを選択する
- 「設定」 >「アクセシビリティ」>「スイッチコントロール」>「ハイライトのスタイル」の順に選択
- デフォルトでは、指定した時間の経過後に、ある項目から次の項目にカーソルが自動的に移動します。しかし、カーソルを手動で動かしたい場合は、手動ハイライトに設定します
- 自動ハイライト:指定した時間の経過後に、次の項目にカーソルが自動的に移動します。これがデフォルトのハイライトのスタイルです。
- 手動ハイライト:「次の項目に移動」スイッチを作動させたときに、カーソルが次の項目に移動します。
なお、電子書籍アプリに移動した後は、スイッチコントロールをオンにしていても、カーソルが自動で移動しなくなります。アプリ内ではスイッチを使い自力で操作する必要があります。
- グラインドカーソル等、使う人の要望に合わせて細かく調整をする方法(iPadユーザガイド) https://support.apple.com/ja-jp/guide/ipad/ipad850ed4e3/18.0/ipados/18.0
- グラインドカーソルの設定にしてiPadを操作する様子(ICT救助隊)https://youtu.be/fbDt0WLBnRw?feature=shared